2012年08月12日

マンションの天井・GL騒音の防音事例

 先月、完了したマンションの防音工事の依頼者より、御報告がありました。
 当初、天井やGL壁からの騒音で、耳栓をつけても眠れない状態だったのが、大幅に騒音が減り、耳栓無しで眠れるようになったとのことです。
*猛暑になる前に工事が完了したので、本当にやってよかったと言われました。

 ただし、警報機や配管が埋め込まれたGL壁の一部は、リスクを避けるため、簡易防音としました。この部分だけは、耳を近づけると音が聴こえるようですが、生活には支障のないレベルまで軽減されているようです。(特注品のブチルゴムのプラスアルファ効果は耳では判別できない、微妙な状態のようですが)

 二重天井のほうは、ほぼ完璧に防音されているようで、設計どおりの効果が確認できました。GL壁も通常の防音仕様で施工した面は、殆ど遮音されています。
 いくつか、防音材の選定で、今後更に研究の余地はありそうですが、重要な事例となりました。
posted by neoproof at 12:35| Comment(0) | 天井防音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月20日

音楽(オーディオ)ルームにおける音響・防音

 最近は、防音材も多様なものがあり、オーディオなど自分のリスニングルームをDIYで作る人も増えています。
 ところが、マンションでは二重天井のようなプロでないと施工が難しい、危険な箇所があります。これは防音工事を行ったほうが無難です。

 これに対して、壁や床の防音は、DIYでも可能です。定在波による共鳴・共振現象の緩和、調整は、むしろ予測が難しいので、可動な自作の吸音板(音響調節)を壁に立てかけて、移動させながら、自分の耳で調整したほうが最適化が可能です。

 防音対策は、部屋の用途によっては、防音工事とDIY(家具の配置を含む)を使い分けて行うと、コストの低減だけでなく、自分の好みにチューニングすることができます。

 音響と防音は、ご予算に応じて、計画的に段階的に行うと、うまく行くと思います。
posted by neoproof at 14:55| Comment(0) | 防音とは何か | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月09日

防音材と防音効果

 防音工事の業界で、重要でありながら、最も軽視されているのが「吸音材」です。

 とくに、マンションなどの二重天井の防音対策では、吸音材は不可欠であり、これを軽視した設計・工事ほど効果は乏しく、人の声さえも軽減できません。

 ソフトカーム(鉛の防音材メーカー)事業部が行った、ある二重天井の工事では、鉛と言う遮音材のみにシフトした対策を行い大失敗をしています。
*女性より周波数が低い、男性の声が筒抜け、振動音が全く軽減されないなど、欠陥のある施工をやっています。
*この工事には、吸音材は僅かしか使用されておらず、制振材も施工されていません。

 防音の基本を無視した仕様であったわけですが、概ね吸音材を軽視する業者は、住宅の防音の世界では、素人に近いと言えるでしょう。比較的軽量な防音構造を必要とされるマンション、戸建住宅では、吸音材と制振材は欠かすことのできない素材・機能なのです。

 ネット上には、様々な防音専門のホームページがありますが、具体的なキーワード検索しないと、住宅の専門サイトは殆ど出てきません。楽器の防音や、防音材販売サイトが大半を占めています。
posted by neoproof at 12:38| Comment(0) | 防音とは何か | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする