2015年02月08日

マンションにおける防音課題

 住宅の防音対策の中でも、マンションの上階騒音対策が最も難易度の高いものとして知られています。コスト面を除けば、天井防音の技術的な問題解決が業界の課題となっています。
防音対策の研究課題

 また、大震災以降、天井スラブへのインサート(吊り金物などの取付け)の増設はほとんど許可されません。厳しい現場では細いビスでさえ施工することが制限されています。
マンション防音工事の制約

このような状況の中で、既存の天井面に防音材を貼り付ければ防音効果があると誇大広告をしている通販業者が増え、これを鵜呑みにした施主が簡易的な工事を行い、効果が余り体感できずに「防音工事は効果がない」と勘違いすることもあります。

 騒音発生と伝播経路および具体的に防音施工が理解できない通販業者などには、天井の対策は殆ど不可能です。防音材販売を主な商いとしている業者は、あくまで簡易的なDIYしか提案できません。
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2013年02月13日

マンションの床防音とは

 マンションの床防音の場合は、対策として概ね3種類あります。1つは既存の床内装を解体して防音工事をするケース、もう1つは既存床の上に防音材を重ねて、新たにフローリングなどを施工するケースです。
 3つ目は、DIY防音です。既存床に防音材を敷いて、最後にカーペットなどを敷いて対策を行うものです。

 比較的新しいマンションであれば、DIY防音でも大分効果が出ます。
足音の防音対策(マンション)(DIYなど)
この事例は、築3年程度の分譲マンションでしたが、無事、問題を解決できました。

 また、私の自宅マンションでは、真上の居住者に協力をお願いして、フローリング床に制振フェルトを1重敷いて試していただきました。結果、子供の走り回る音が大分穏やかになり、防音効果を体感できました。これを2重にすれば更に効果が増しそうです。
*ちなみに築17年の時点で敷いていただきました。

 御予算などの問題で天井防音や上階の床の防音工事ができない場合でも、話し合いにより、DIY対策を行うことで、足音などの生活騒音を軽減することができます。
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2012年06月20日

音楽(オーディオ)ルームにおける音響・防音

 最近は、防音材も多様なものがあり、オーディオなど自分のリスニングルームをDIYで作る人も増えています。
 ところが、マンションでは二重天井のようなプロでないと施工が難しい、危険な箇所があります。これは防音工事を行ったほうが無難です。

 これに対して、壁や床の防音は、DIYでも可能です。定在波による共鳴・共振現象の緩和、調整は、むしろ予測が難しいので、可動な自作の吸音板(音響調節)を壁に立てかけて、移動させながら、自分の耳で調整したほうが最適化が可能です。

 防音対策は、部屋の用途によっては、防音工事とDIY(家具の配置を含む)を使い分けて行うと、コストの低減だけでなく、自分の好みにチューニングすることができます。

 音響と防音は、ご予算に応じて、計画的に段階的に行うと、うまく行くと思います。
posted by neoproof at 14:55| Comment(0) | 防音とは何か | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする