それは防音設計や防音工事の制約が多い上に、課題が山積しているからです。
天井騒音で最も対策しにくいのが、重量衝撃音のうち、低周波に該当する主成分です。一般的な防音材は低い周波数ほど防音効果は出にくく、特殊な設計仕様が求められるからです。
私が運営する防音職人チームは、これらの難しい現場で実績を上げてきましたが、近年の資材高騰・輸送費の値上がり、天井スラブへの大きな制約など、諸条件を予算面と工事許可の面でクリアするのが難しくなり、課題解決に長期間を要するため、採算が取れなくなりました。
また、グーグルの検索がスマホに対応していないウェブページを検索結果の上位に出さなくなり、天井防音の実例が世間に知られなくなったことで、防音職人への問合せも減りました。
*これらの実例を作り直すのは大変な作業であり、私のような個人自営業には余力がないのです。
設計技術があっても、本気で依頼する人や難しさを理解できる相談者が大幅に減ったのは、時代の流れということなのか、私自身もボランティアでできるような事ではないので、生活しながら相談に乗るのは大変なことです。
天井防音には、防音設計・施工上の課題が沢山含まれており、これを分析できる専門家は非常に少ないです。
現実的な防音工事を提案できる者は、東京でも数名いるかどうか。後継者のいない特殊な業種のような状況になっています。
🎤📖