2019年07月30日

マンションの天井防音に専門的課題がある

東京においても、マンションの天井防音工事は大半の専門業者やゼネコンが嫌がり、保証できないと言って逃げます。

それは防音設計や防音工事の制約が多い上に、課題が山積しているからです。

天井騒音で最も対策しにくいのが、重量衝撃音のうち、低周波に該当する主成分です。一般的な防音材は低い周波数ほど防音効果は出にくく、特殊な設計仕様が求められるからです。

私が運営する防音職人チームは、これらの難しい現場で実績を上げてきましたが、近年の資材高騰・輸送費の値上がり、天井スラブへの大きな制約など、諸条件を予算面と工事許可の面でクリアするのが難しくなり、課題解決に長期間を要するため、採算が取れなくなりました。

また、グーグルの検索がスマホに対応していないウェブページを検索結果の上位に出さなくなり、天井防音の実例が世間に知られなくなったことで、防音職人への問合せも減りました。
*これらの実例を作り直すのは大変な作業であり、私のような個人自営業には余力がないのです。

設計技術があっても、本気で依頼する人や難しさを理解できる相談者が大幅に減ったのは、時代の流れということなのか、私自身もボランティアでできるような事ではないので、生活しながら相談に乗るのは大変なことです。

天井防音には、防音設計・施工上の課題が沢山含まれており、これを分析できる専門家は非常に少ないです。
現実的な防音工事を提案できる者は、東京でも数名いるかどうか。後継者のいない特殊な業種のような状況になっています。
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posted by 防音職人 at 08:37| Comment(0) | 天井防音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月20日

マンション天井防音の制約・問題

本来は、マンションの天井防音というのは防音室の構築を除けば、上階からの生活騒音を大幅に軽減することを主な目的としています。

ところが、東北などの大震災以降、天井スラブに後付のインサート金物を増設する工事許可が得られない現場が大半であり、現実的に防音工事そのものが十分には出来ないことが多いわけです。

私の専門チームの施工でも、間口が概ね3.5メートル以内でないと防音工事そのものが出来ません。

特に天井からの振動騒音対策が目的の防音施工は制振施工が出来なければ、余り効果が期待できません。

最近、私の運営する防音職人に問合せが多いのは、天井防音の実例がネット上に殆ど出てこないので、仕方なく私の所へ相談が来るのだと思います。

天井に単に防音材を張り付ければ問題が解決できるという事はなく、大半の業者サイトが誇大広告に終始しているというのが実情です。
*参考:マンション防音
posted by 防音職人 at 10:27| Comment(0) | 天井防音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月10日

天井防音(マンション実例)

マンションの防音事例、とくに天井防音の実例が検索してもほとんど出てこないのは、業界の問題もありますが、検索エンジンのシステムの問題があると思います。

とくに通販サイトやキレーションサイトを上位に掲載する検索エンジンのシステム上の改善が進んでいないことが要因としてあるでしょう。
その証拠に、専門家の知人のウェブサイト・ブログの記事に天井防音の事例がときどき投稿されていますが、キーワード検索では出てきません。

出てくるのは、防音材の通販サイトや人様のコンテンツを流用したキレーションサイトばかりです。

唯一まともに出てくるのが、私が運営している防音職人のブログなどです。
ここで、改めて天井騒音対策に関する重要なコンテンツページを再掲しておきます。
天井防音(マンション)
天井の振動音・分析
マンション防音事例
posted by 防音職人 at 09:55| 天井防音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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